C言語プログラミング能力認定試験を受験するメリットについて考えてみます。
実は、現在のソフトウェア開発はJavaやC++などのオブジェクト指向型言語で行われることが多く、C言語を使ってのソフトウェア開発は年々少なくなっています。
その理由は、C言語でソフトウェア開発を行った場合の開発効率は、JavaやC++などのオブジェクト指向型言語と比べて非常に低いからです。
C言語でソフトウェアを開発するメリットとして、他のプログラミング言語に比べて、C言語で作ったプログラムはサイズを小くなるという点がありますが、最近のハードウェアは高速化、大容量化が進んでおり、プログラムのサイズを気にする必要もなくなっています。
そのため、C言語でソフトウェアを開発するメリットがほとんどないのです。
では、C言語を勉強する意味はないのではないか?
そう思われた方おられるかもしれませんが、実はそうではありません。
それは、C言語が現在ソフトウェア開発現場で主流となって使われているほとんどの言語の原型となっている言語だからです。
C++はC言語を拡張したものであり、
JavaはC言語などの既存の言語の欠点を踏まえて設計された言語であるため、C言語と構文が非常に似ています。
つまり、C言語を勉強することは他の言語の勉強にもつながるのです。
さらに、C言語プログラミング能力認定試験の2級、3級は、経済産業省が行っている「基本情報技術者試験」の「午後問題」の出題形式を意識して作成されており、C言語プログラミング能力認定試験の勉強をすることは、基本情報技術者試験の勉強をすることにもなります。